1968年にデビューして今も人気の「DT-1」

トレールバイクのベースとなった往年の名機

ヤマハ「DT-1」は、1968年デビューとかなり歴史のあるバイクですが、今なおこのバイクの人気は高く、オリジナルのものでもカスタマイズされたものでも、高値で取引されることが多いほどです。
日本のバイクの初期に作られたということで、この時代のバイクは技術面などで古臭い代物だと考える人は多いですが、この「DT-1」は別格と言えます。

トレールバイクのベースとなったとも言えるバイクで、非常にシンプルなデザインでありながらもバランスの取れた美しいフォルムです。
それぞれのパーツの出来も非常によく、しっかりと考えられた作りと構成になっているのがすぐに分かります。
特に気軽にパーツを交換して自分の思い通りのバイクにできるようにしてあるのが特徴で、モトクロス用にカスタムして乗るという使い方ができるのもメリットと言えるでしょう。

コンパクトなパーツ類がかわいく見える

この時代のバイクは、どちらかというとごついイメージがあるものが多いのですが、この「DT-1」はパーツ類がコンパクトに作られていてかわいさが際立っています。
特にライト類は現在のモデルと比べても小さめのサイズとなっていて、そのコンパクトさが強調されているのです。
どのライトも簡単に脱着できるようになっていて、カスタムがしやすいので、オリジナルの状態を保っているものは少なくなっていて、現在みられる「DT-1」の多くではいろいろなパーツが使われています。

フェンダーなども劣化によってオリジナルの状態のままというのは、そう多くはなくなっています。
特にリアフェンダーは丈夫さを追求しているため鉄製で、サビと腐食によってきれいな状態を保っているのはかなり少ない状況です。
しかし、オリジナルのままの「DT-1」を見ると、独特のフォルムを持っていて、ヤマハのデザイン陣がとても素晴らしいセンスを持っていたことが伺えます。

個性的な走りを楽しめる走行性能を持っている

1968年デビューということで、さすがに走行性能は現在のモデルとは比べ物にはなりませんが、独特の特徴あるエンジンの動きはライダーに楽しみを与えるものです。
最高出力は18,5psととても小さめですが、コンパクトなボディーをしていますので、個性的なパワー感があって今のバイクにはない感覚を楽しめます。
キャブもシングルで力の出方が違うので、いかにもアンティークという雰囲気の走りがまた魅力的です。

とてもシンプルな構造をしていますので、いろいろな微調整をしやすく、しかもちょっとしたチューニングによってはっきりと分かるほどの走りの違いが出てきます。
こうした魅力もありますので、「DT-1」は今でもバイク好きにはたまらない一台となっているのです。

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