BOLTの基本的な概要
ヤマハのBOLTは、クルーザーという立ち位置ながら、よりネイキッドに近いスポーティーなイメージの摺るマシンです。
北米仕様モデルとして、2013年4月に発売された「ボルトXVS950CU BOLT」が初代で、日本向けモデルが発売されたのは、同年12月のことでした。
BOLTには、それぞれ仕様の異なるモデルがあります。BOLT(A)は、標準モデルのABS仕様車、BOLT-Rは上級装備モデルで通常仕様といった具合です。
ほかにも、BOLT-Cのようなスポーツモデルタイプもあります。
今回ご紹介する「BOLT Rスペック ABS」は、上級装備モデルのABS仕様車くなっています。
ヤマハ・BOLT Rスペック ABSの主なスペック
『2021年モデル・BOLT R主要スペック』
エンジン形式:空冷4ストロークSOHC4バルブ
排気量:941cc
最高出力:40kW(54PS)/5,500r/min
最大トルク:80N・m(8.2kgf・m)/3,000r/min
全長×全幅×全高:2,290mm×830mm×1,120mm
シート高:690mm
車両重量:252kg
燃料タンク容量:13リットル(無鉛レギュラーガソリン指定)
タイヤサイズ(前):100/90-19M/C 57H(チューブレス)
タイヤサイズ(後):150/80B16M/C 71H (チューブレス)
参考価格:税込み価格104万5,000円
カラー:グレーイッシュブルーメタリック4/ブラックメタリックX
BOLT Rスペック ABSの主な特徴
今回の特別仕様車は、ワイルドでスタイリッシュ、そしてメタルの質感が、上質感のあるカラーリングに仕上がっています。
発売は、2021年6月8日で、スペックに関しては、2020年モデルとほぼ同様です。
BOLT Rスペックの主な特徴としては、心臓部ともいえる空冷Vツインエンジンは欠かすことはできません。
エンジン回りはエレガントで、まさに魅せることを意識して作られているようです。
中低速での軽快な加速は快適で、躍動感を感じる走りは、BOLT Rの最も優れた点ではないでしょうか。
全体的にすっきりとまとまりがよく、日本独自のアメリカンスタイルと言えるマシンに仕上がっています。
BOLT Rスペック ABSの魅力と走行性能
クルーザーには惹かれるが、アメリカンバイクは、どうもゴツくて違和感を感じるあなたにおすすめなのが、ズバリBOLT Rといえます。
BOLTは、カテゴリーとしては、クルーザーに分類されますが、スタイリッシュなフォルムは、どちらかと云えばロードスポーツバイクのようです。
デザインこそ、伝統的なスタイルをしていますが、アメリカンバイクに見られるようなゴツさはほとんど見られません。
これは、コンセプトにもなっているRaw Metal/Simple/Sportyの3つをキーワードに基づいて、設計されているからです。
走りやすさを追求し、重量感をほとんど感じさせない、そんなバイクがBOLT R最大の魅力と言えるものです。