テネレ700の特徴について
テネレ700の特徴をシンプルに言うと、「誰でもどんなシーンで簡単に乗れるバイク」という点でしょう。
カテゴリーとしてはミドルアドベンチャースポーツに属していますが、どちらかというとオフロード寄りに作られています。
フロントサスペンションのストロークは長く作られていますし、重心も高め、タイヤも標準はオフロード用のブロックパターンとなっています。
ライディングポジションは多少前傾する程度で、自由に姿勢を変えられるのが特徴です。
多少シート高が高いので、背が低い方だと足つきが悪いように感じられます。
しかし、シートを深めにしていることや、サイドを絞り込んでいるために足の上げ下ろしが簡単にできて、動きはスムーズです。
最近のモデルはパワーモードなどのいろいろな機能が付いているものですが、このテネレ700は実にシンプルです。
モード設定やトラコンは装備されておらず、ABSのみの制御システムとなっています。
そのため、ライダーが自分でマシンを操るという感覚が強く、走りを楽しめます。
もちろん、電子制御システムが少ないからといって扱いづらいわけではありません。
エンジンの特性はとても滑らかで、低速からスロットルを大きく開いても、粘りのあるトルクが出てくるだけで、暴れるような難しさはありません。
またレスポンスが非常に速いので、ダート道などであえてリアタイヤをスリップさせるといった走り方もコントロールしやすいです。
長いストロークサスペンションのおかげで大きな段差もショックが最低限ですし、硬めの設定なのでオンロードでも不自由を感じません。
テネレ700のスペックと値段は?
テネレ700のエンジンは688ccの排気量で、最高出力は72PSをマークしています。
トルクは最大で67Nmとなっており、アウトドアシーンも含めてあらゆるシーンで高い走破性を持たせることを目的としていますので、太いトルクを中低速で十分に出せるよう設計されているのが特徴です。
シート高は875mmでホイールベースは1595mmです。
前述の通り、足つきは体格によって多少大変になりますが、取り回しは良いのでコントロール自体はとても楽なのが特徴です。
価格は税込みで126万5,000円と、ヤマハのこのクラスでもトップ級の値段です。
電子制御システムが少ないのですが、その分それぞれのパーツの剛性や質の高さにこだわっていて、それらが価格に反映されています。
マシンそのもののレベルが高いので、他の高価格モデルとはちょっと異なる感覚となります。
どんなシーンでも高い走破性を見せてくれる最高の一台が欲しいということであれば、テネレ700は申し分のないバイクであり、あらゆるライダーを納得させてくれるに違いありません。