ヤマハ純正オイルYAMALUBE

オイルは液体パーツと考えるヤマハ

高い自社技術力を持っているヤマハは魅力あるバイクを次々に送り出し、世界にもファンが多いバイクメーカーです。
鍛造技術など特出した技術力を持っているヤマハはオイルについても「液体パーツ」だといいます。
エンジンオイルはバイクにとって純正の液体パーツ、だからこそ非常に重要であり開発することも必要、こうした考え方を持っているのです。

オイルを担当する部署がある訳ではなく、エンジン担当のエンジニアたちがオイル開発を行っています。
ヤマハの歴史を見ると純正オイルの開発にはやはり苦戦してきた様子が見られますが、長年研究に苦労を重ねてきた結果、素晴らしいオイルができたことがわかるのです。

オイル開発の歴史とともにあるメカニズムの歴史

ヤマハは1963年世界をあっと言わせる世界初オートルーブポンプを作りました。
当時の2ストロークエンジンは混合給油潤滑が利用されており、ガソリンに規定の割合でオイルを混ぜて使っていたのです。
オートルーブポンプが誕生したことによってオイルタンクに給油だけですむ「分離給油潤滑」が実現し世界は驚きを隠せませんでした。

メリットは混合する必要がないということのほかに、エンジン性能を最良の状態で発揮させることや白煙を少なくすることなどにも貢献しています。
たくさんのメリットがある技術を開発したヤマハは、こうしたメカニックな技術を向上させるとともに平行してオイルの開発にも着手し研究し続けていました。

オートルーブシステムを効率よくする為のオイル開発

画期的なシステムであるオートルーブのシステムを効率よく動かすためには高品質なオイルが必要である、そう考えたヤマハはオイルの開発も平行して行ってきました。
油膜力が強く洗浄性もいい・低温でも流動性を発揮し燃焼残量も少ない、こうしたオイルを作るために市販されているオイルなどの研究を行い、ベンチテストなど繰り返し行っていき誕生したのがヤマハオートルーブオイルです。

このときオイル開発をメカニック同様に行ったことが、後にヤマハの純正オイル開発のきっかけとなります。
現代ではメカニズムと日々向き合うエンジニアたちが純正オイルの設計に携わっていますが、これはヤマハの製品が海外にたくさん輸出されるようになりエンジンの高性能化が必要だった1970年代から始まりました。

エンジン実験グループに親友社員として配属された矢代氏はエンジン開発要員としては異例の科学系出身だったため、オイルの開発をたった一人でになうことになります。
エンジン開発事業を行いつつオイルの研究を始め、熱分析にたどり着いた矢代氏はオイルの基本性能を数値化するということに成功し、オイル開発の道を大きく開いたといわれているのです。

オートルーブスーパーの特徴

熱分析によって基本性能を数値化することができるようになり、ヤマハがオイルについて知識を持っているということがオイルメーカーに示されたことでおいるメーカーもデータの開示を行うようになります。
これによってさらに開発の精度も高くなり、やっと誕生したのがオートルーブスーパーです。
スクーターカラースポーツタイプのマシンまで非常に幅広い守備範囲を持ち、排気の煙も少なく低温で非常に優れた性能を持っていました。

このオートルーブスーパーは少しずつ進化を遂げ、現代でも純正オイルとして利用されています。
さらにたくさんの質の高いオイルを作り出したヤマハの液体パーツであるエンジンオイルは、様々な純正オイルを作り上げ様々なマシンや機器に利用されているのです。

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